英雄~HERO~
[ 映画 ]
見たのは少し前なんだけど、印象が比較的強いうちに感想を書いておきます。

ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィーなどアジア映画を代表する俳優陣、スタッフ陣も『スパイダーマン』や『少林サッカー』を手がけたアクション監督のほか『マトリックス』のCGチームも参加しており超豪華。
2003年度の第75回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど欧米でも評価が高い。掛かってる制作費も半端じゃない。ナント、中国史上最高の約33億円っ!
<あらすじ>
2000年ほど昔、中国は複数の国に分かれ戦乱の世にあった。その国々の中で最も強力であった秦国の大王は、その命を狙う趙国の刺客に常に頭を悩ませていた。
そこへ、刺客達を討ち取ったという男・無名(ジェット・リー)が刺客達の剣を持ってやってくる。無名は刺客を討った功績として王に10歩まで近づくことを許され、いかように彼らを討ち取ったかを語る。
しかし、王はそれらの話が嘘であると見抜く。それを聞いた無名が語った真実とは・・・ ++++++++++
映像美でこの映画に勝てる作品はそうそうないでしょう。色彩感覚やワイヤーアクションによる動きの一つ一つが芸術の域に達してます。
そして、この映画の重要な見所が色によるストーリー展開。黒→赤→青→緑→白→黒と変化し、各色にテーマは(だいたい)以下のようになっています。
▼無名が語る最初の残剣と飛雪の話では、まず赤がメインに使われています。赤は嫉妬や怒りの色。愛ゆえに嫉妬し最後には死んでしまうといった話にマッチした色です。
▼次に秦王が推測する話では青がメイン。冷静や知性の色です。計算された計画により刺客達はワザと無名に殺され、自らの思いを一人に託すというロマンティックな展開をアピール。
▼緑の場面は残剣と飛雪が出会ってから、秦王宮に二人で殴りこんだ後まで。緑を使用することで、回想シーンであることがはっきり分かる構成になっている。
▼白が真実の話。残剣が悟った境地とは天下統一により剣のいらない平和が築かれるということ。純粋や潔白を表す白の場面では、各人の本当の思いも明らかになる。
▼最初と最後に使用される黒は現在を表しているは言うまでもないですね。沈黙と厳格な雰囲気を表現するのにも合ってます。
壮大なスケールのアクション映画でありながら、シーンの意味や感情を実に芸術的に表現しており、評価が高いのもうなずけます。しかしながら、少々ワイヤーアクションやCGをやり過ぎた感があるのも否定できません。物理法則に反した動きが多すぎ・・・という人もいました。アクションシーンも必要以上に長かったり、いらないCG(ジェット・リーの顔に停止している水滴がぶつかってく場面etc)に金使い過ぎちゃうかなあっと。やや分かりにくいストーリーも人の好みが別れるとこでしょーなあ。
そうはいいながらも、作りはハリウッド映画に比べて全てにおいて繊細であることは言うまでもありません。アジア映画アクション部門の代表作の一つには入る作品であると思います。
・・・記録程度に書くつもりが感情移入しちゃって、長い感想文になっちゃった。

ジェット・リー、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィーなどアジア映画を代表する俳優陣、スタッフ陣も『スパイダーマン』や『少林サッカー』を手がけたアクション監督のほか『マトリックス』のCGチームも参加しており超豪華。
2003年度の第75回アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされるなど欧米でも評価が高い。掛かってる制作費も半端じゃない。ナント、中国史上最高の約33億円っ!
<あらすじ>
2000年ほど昔、中国は複数の国に分かれ戦乱の世にあった。その国々の中で最も強力であった秦国の大王は、その命を狙う趙国の刺客に常に頭を悩ませていた。
そこへ、刺客達を討ち取ったという男・無名(ジェット・リー)が刺客達の剣を持ってやってくる。無名は刺客を討った功績として王に10歩まで近づくことを許され、いかように彼らを討ち取ったかを語る。
しかし、王はそれらの話が嘘であると見抜く。それを聞いた無名が語った真実とは・・・ ++++++++++
映像美でこの映画に勝てる作品はそうそうないでしょう。色彩感覚やワイヤーアクションによる動きの一つ一つが芸術の域に達してます。
そして、この映画の重要な見所が色によるストーリー展開。黒→赤→青→緑→白→黒と変化し、各色にテーマは(だいたい)以下のようになっています。
▼無名が語る最初の残剣と飛雪の話では、まず赤がメインに使われています。赤は嫉妬や怒りの色。愛ゆえに嫉妬し最後には死んでしまうといった話にマッチした色です。
▼次に秦王が推測する話では青がメイン。冷静や知性の色です。計算された計画により刺客達はワザと無名に殺され、自らの思いを一人に託すというロマンティックな展開をアピール。
▼緑の場面は残剣と飛雪が出会ってから、秦王宮に二人で殴りこんだ後まで。緑を使用することで、回想シーンであることがはっきり分かる構成になっている。
▼白が真実の話。残剣が悟った境地とは天下統一により剣のいらない平和が築かれるということ。純粋や潔白を表す白の場面では、各人の本当の思いも明らかになる。
▼最初と最後に使用される黒は現在を表しているは言うまでもないですね。沈黙と厳格な雰囲気を表現するのにも合ってます。
壮大なスケールのアクション映画でありながら、シーンの意味や感情を実に芸術的に表現しており、評価が高いのもうなずけます。しかしながら、少々ワイヤーアクションやCGをやり過ぎた感があるのも否定できません。物理法則に反した動きが多すぎ・・・という人もいました。アクションシーンも必要以上に長かったり、いらないCG(ジェット・リーの顔に停止している水滴がぶつかってく場面etc)に金使い過ぎちゃうかなあっと。やや分かりにくいストーリーも人の好みが別れるとこでしょーなあ。
そうはいいながらも、作りはハリウッド映画に比べて全てにおいて繊細であることは言うまでもありません。アジア映画アクション部門の代表作の一つには入る作品であると思います。
・・・記録程度に書くつもりが感情移入しちゃって、長い感想文になっちゃった。